中国証券監督管理委員会(CSRC)は25日、商品先物オプション取引を開始する条件がそろったという見方を示した。国内の先物取引所が提案するオプション取引を近く承認する可能性がある。
当局は現在オプション取引を禁止しているが、大連商品取引所、鄭州商品取引所や上海先物取引所を含む国内の商品取引所は全て、一部先物商品についてオプション取引を開始する提案をしている。
CSRCはミニブログで、「先物取引所はオプション取引に関する多くの調査と準備を行ってきた。開始の条件はそろった」と表明した。
「われわれは取引所や証券会社と緊密に協力し、オプション市場を開発する」とした。
大連商品取引所の幹部はロイターに対し、来年の5月に大豆ミール(大豆かす)先物のオプション取引を始めることを希望していると述べた。
中国政府系紙の上海証券報は23日、株価指数オプションのシミュレーション(模擬取引)が11月8日に始まると伝えている。