電子部品メーカーのSMK<6798、株価 - チャート>が急伸し、一時40円高の500円を付けた。500円台は11年1月以来2年9カ月ぶり。24日引け後に14年3月期の業績予想を増額修正し、好感買いを集めた。

同社は14年3月期の見通しについて、売上高を649億円から670億円(前期比23.0%増)、経常利益を29億円から41億円(同2.6倍)に引き上げた。同日発表した13年9月中間期(4-9月)の連結決算は、経常損益が28億2800万円の黒字(前年同期は7億9000万円の赤字)と従来予想を約6億円上回った。

13年9月中間期(4-9月)は、スマートフォン向けのコネクターや、カーナビゲーション用のタッチパネルが好調に推移した。タッチパネルは北米市場のおう盛な自動車需要を背景に、部門営業利益が7億6000万円(前年同期比84倍)に急改善。コネクターのCS部門も営業利益が前年同期の4倍強に拡大した。また、円安で営業外の為替差益を約5億7500万円(前年同期は6億9600万円の為替差損)計上し、経常利益を押し上げた。

25日の終値は、前日比27円高の487円。