<8586> 日立キャピ 2447 +121 決算発表後は上げ幅を広げる。上半期経常利益は前年同期比25%増の165億円とな り、従来予想の136億円を上回った。通期予想も280億円から320億円に上方修正して いる。グローバル事業が好調であったほか、日本事業も収益性の改善が進んだもよ う。為替の円安も追い風になった。通期見通しは市場コンセンサスも上回り、素直に ポジティブに捉えられているようだ。 <5491> 日本金属 136 -14 下げ目立つ。前場に業績予想の修正を発表している。上半期営業損益は1.6億円の黒 字から0.8億円の赤字に、通期営業利益は11億円から5.6億円に減額修正へ。電子機器 向けステンレス鋼帯の回復遅延、国際的な供給過剰に伴う海外市況の悪化などが下振 れの背景に。未定としていた今期配当金も無配としている。業績悪化を映して信用買 い方の見切り売りなどが優勢に。 <9022> JR東海 12320 -510 さえない。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「買い」から「中立」に格 下げ、マイナス材料につながる格好へ。品川駅周辺の再開発と中央新幹線の事業価値 を明確に織り込んだことで、同社を格下げする一方、JR東日本を格上げしているよ うだ。リニア建設においては、市場ではまず実際に起きる数千億円規模でのキャッシ ュアウト、それに伴う借入金の増加が注目されるとし、JR東日本を今後アウトパフ ォームする可能性は低いと判断。 <6798> SMK 487 +27 強い動き目立つ。前日に上半期の決算を発表、営業利益は19.9億円で前年同期3.3億 円の赤字から黒字転換へ。従来予想の12億円も上回る状況となっている。通期計画は 17億円から30億円にまで上方修正。第1四半期決算発表時に続いての上方修正となる 格好に。通信、車載向けの伸長市場やニューメディアなどの新市場での積極的な拡販 効果、円高の是正などが業績上振れの背景に。 <7202> いすゞ 615 -22 売り先行。モルガン・スタンレー(MS)では投資判断を「オーバーウェイト」から 「アンダーウェイト」に、一気に2段階格下げしている。目標株価は825円から600円 に引き下げへ。ASEANの踊り場リスクを再認識、とりわけ、タイでは昨年実施さ れた減税による反動減、販売金融面での不安が残り、来年も総需要は減少の可能性 と。