キヤノン<7751、株価 - チャート>が3日続落し、一時50円安の3080円まで売られている。24日引け後、13年12月期第3四半期(1-9月)連結決算を発表した。同時に13年12月期の業績予想を下方修正し、嫌気された。

第3四半期は、売上高2兆6966億8200万円(前年同期比6.7%増)、営業利益2437億3700万円(同1.0%減)となった。14年3月通期の営業利益見通しを従来の3800億円から3600億円(前期比11.2%増)に引き下げた。

13年第1四半期(1-3月)の営業利益が547億円(前年同期比33.8%減)と落ち込みが大きかった影響で、1-9月は増収減益を余儀なくされた。一方、第3四半期(7-9月)だけでは売上高9131億円(同14.2%増)、営業利益906億円(同27.8%増)と増収増益を確保。

7-9月のオフィス部門は、カラー複合機やレーザープリンターの伸長により、売上高4938億円(同20.6%増)と好調に推移し、部門営業利益は同63%増加した。イメージングシステム部門も、コンパクトデジタルカメラの減少をレンズ交換式デジタルカメラが補い部門営業利益は同8.2%増となった。

午後零時52分時点の株価は、前日比40円安の3090円。