25日の日経平均株価は前日比47円27銭安の1万4439円14銭で寄り付いたあと、一時1万4329円71銭(前日比156円70銭安)まで下落した。24日のCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の日経平均先物・円建て清算値1万4415円(大証終値比65円安)が意識され、売りが先行。円相場がやや強含んだこともあり、株価指数先物主導で売られ、下げ幅を広げている。
業種別では、ソフトバンク<9984、株価 - チャート>、KDDI<9433、株価 - チャート>などの情報通信株が下落。JR東海<9022、株価 - チャート>などの陸運株も軟調。三井住友<8316、株価 - チャート>などの銀行株も値を下げている。トヨタ<7203、株価 - チャート>などの自動車株や、浜ゴム<5101、株価 - チャート>などのタイヤ株も売られている。パナソニック<6752、株価 - チャート>などの電機株もさえない。個別では、14年3月期の連結業績予想を上方修正し、期末配当増額の日本トリム<6788、株価 - チャート>、13年9月中間期の連結決算は上ブレ着地で14年3月期予想を上方修正した東洋機械<6210、株価 - チャート>が利益確定売りに押され、アドバネクス<5998、株価 - チャート>、CKD<6407、株価 - チャート>などの下げも目立つ。
半面、個別では、13年9月中間期および14年3月期の連結業績予想を上方修正し、未定の期末配当を5円としたSMK<6798、株価 - チャート>が上昇。ネクスト<2120、株価 - チャート>、ネオス<3627、株価 - チャート>、アイスタイル<3660、株価 - チャート>なども高い。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、「6社ベースで、売り970万株、買い1290万株で、差し引き320万株の買い越し」(外資系証券)。午前9時26分時点の東京外国為替市場は、1ドル=97円台前半(前日終値は1ドル=97円40銭-41銭)、1ユーロ=134円台前半(同1ユーロ=134円30銭-34銭)で取引されている。