<6788> 日本トリム - -日本トリム<6788>は、24日引け後に2014年3月期の上期(4-9月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比18.8%増の66.15億円、営業利益は同38.8%増の17.30億円、経常利益は同49.1%増の19.40億円、純利益は同75.7%増の13.90億円となり、4月に発表した期初計画を大幅に上回る2ケタの増収増益となった。

上期決算と同時に通期業績予想の上方修正を発表した。修正後の業績は、売上高が前期比21.6%増の130.00億円、営業利益が同35.1%増の29.50億円、経常利益が同31.1%増の32.00億円、純利益が同46.8%増の22.40億円となり、通期でも大幅増収増益、かつ過去最高益の更新を予定している。更に増配も発表、期末配当金を1株当たり35円から50円に増額する。

下期に向けて、主力のウォーターヘルスケア事業においては、8月の大阪本社移転と9月の3事業所開設に伴い、一般管理費の増加を見込む中で、新事業所が徐々に収益貢献するとして、大幅な増収を予想している。医療関連事業においては、遺伝子診断分野を手掛ける米子会社が10月に大阪事務所を新設。2012年秋から業績が急拡大し前期は初めて通期黒字を達成するなど、事業が拡大期に入ってきている。今回の大阪事務所の新設は、体制の強化と日本市場への本格的参入、および近い将来の日本での株式上場を意図している。また、米国でも日本と同様に営業や管理体制の強化のために増員を予定しており、下期以降に一般管理費の増加を見込んでいる。なお、9月に連結子会社化を発表した再生医療分野を手掛けるステムセル研究所については下期から業績に寄与するが、のれん償却費等が発生するため、損益への影響は軽微としている。

同社は、整水器の国内トップメーカー。整水器とは、アルカリ性で高い抗酸化作用を持つ水素を豊富に含む「電解水素水」を水道水から生成する家庭用医療機器のことを指す。