遠距離カップルの意外な破局の原因とは/Photo by Kashirin Nickolai,Copyright モデルプレス

会えない日々が続いても相手を信じ、遠距離恋愛を継続してきたカップルが、近距離になった途端に別れたという話をよく聞きます。

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まず、遠距離恋愛から破局してしまったというエピソードをご紹介。

■遠距離恋愛からの破局を経験した二人の共通点って?

「北海道と東京での遠距離恋愛を2年間続け、私が彼のいる東京での就職先を探して上京し、彼の家の近くにアパートを借りました。今まで会えなかった分を取り戻すように毎日会っていたらケンカが増えていき、結局別れてしまいました」(25歳/アパレル)

「飛行機に乗らないと行けない距離に住んでいた彼が結婚前提で一緒に暮らそうと言ってくれて、同棲をすることに。転勤希望を出し、彼が私の地元へ来てくれました。でも、彼との生活が次第に窮屈に思えてきて、同棲してからたった半年で別れるという結果に」(27歳/美容師)

彼女達が口をそろえて言うのは、「遠距離だった時はすごくうまくいっていたのに」ということ。距離に負けずに愛を育んできた2人だし、もっと会えるようになったら今まで以上にうまくいくはず、そんなふうに希望に満ち溢れていたカップルがどうして簡単に別れてしまうのでしょうか?

◆コミュニケーションツールの大きな変化が原因かも?

遠距離恋愛中のカップルのコミュニケーション手段は、電話やメールがほとんどでしょう。それに加えて、数週間、数ヶ月に一度のデート。近距離カップルのように、会って直接コミュニケーションをとるという習慣がありません。遠距離なのだから、その頻度が少ないのは当たり前ですが、それが習慣になっていることこそが、近距離でいつでも会えるようになった時に破局する原因の一つになることもあるのです。

人間にとって、習慣というものはとても重要で、習慣が変わることにすぐ対応できない人もたくさんいます。恋人と頻繁に会えるようになることは、一見プラスの要素しかないように思えますが、遠距離で愛を育んできたカップルの習慣を大きく変えるものになります。そのプラスの要素だけに目がいき、自分の今までのライフスタイルが変化するという自覚がなく、習慣の変化が知らず知らずのうちにその人にとってのストレスになる可能性が。

◆習慣が変わることへの耐性はある?

遠距離から近距離になり、すぐに別れるまでの過程を聞くと、「会う回数が増えてうれしかったはずなのに、なぜかイライラしてしまうことが多くなっていった。彼が何か嫌なことをしたわけでもないのに」という人がいました。理由が思い当たらないイライラが続いていた、これは“習慣の変化によるストレス”である可能性が高いと言えます。

寂しい思いに耐え、一生懸命続けてきた遠距離恋愛を無駄にしたくないのなら、数ヶ月に一度だったデートを急に毎日に増やすような極端なやり方は控えた方が無難かもしれません。いつでも相手に会えるという状況を、徐々にお互いの生活の中にすり合わせていくことで、より心も近距離になっていくのではないでしょうか。(モデルプレス)http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131023-00000020-modelp