黒海とカスピ海の間、大コーカサス山脈の南側の
ロシアとトルコとイランという歴史上の大国に囲まれたエリアにあるコーカサス三国。
それぞれに歴史も言語も宗教も異なる国には、まだ日本ではあまり知られていない美しい風景や素朴な暮らしが残っています。
アルメニアの首都エレバン周辺から望むことができる アララト山 は、旧約聖書でノアの箱舟が漂着したと伝えられるところです。
山はトルコ領にありますが、ホルビラップ修道院と葡萄畑ごしにみあげると、
大洪水の後、人類で初めてワインを作り神にささげたという聖書の物語が脳裏に蘇ってきます。