★妊娠4ヶ月に入るまでは公表を控える
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妊娠3ヶ月までの流産のリスクは、すべての年齢の平均で15%。35歳での流産確率は約20%、40歳になると約40%と、年齢が上がるとともにリスクも高くなる。4ヶ月に入るまでは、夫や近くに住む家族など身近な人以外への公表は控えて。つわりが重く仕事の調整が必要な場合は、決定権のある上司にのみ報告を。その際「まだ不安定な時期なので妊娠したことは伏せておいてほしい」ときちんと伝えよう。
★何ヶ月先まで予定を埋めない
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どんなに注意をしていても、突然入院しなければならないこともあるのが妊婦生活。フレキシブルに動けるよう、仕事もプライベートも予定を先までつめ込まないこと。
★“八つ当たり”先を決めておく
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ホルモンの影響や思い通りにならない体調のせいで、妊娠中は情緒不安定になりがち。夫や信頼できる友人に協力を仰ぎ、思いっきり泣いたり、愚痴を言ったりできる場所を確保しておくべし。
子どもを持つと、仕事や遊び、飲み会など楽しいことが全部できなくなると思っていたという宋先生。しかし、実際に産んでみると何一つ諦めなくてもいいことに気づくことができた。
「むしろ今持っているものに子どもという新しい幸せが降ってきた状態です。子どもはいろいろなことと引き換えじゃないんですよね。とはいえ、妊娠出産は自分でコントロールできないもの。思い通りにならなくても、どうか自分を責めないで欲しいです。ゆる~くがんばりつつ自分の身体を大事にしてくださいね」(宋先生)
■『女医が教える これでいいのだ! 妊娠・出産』 宋美玄(著)(1,260円(税込)/ポプラ社)2012年1月1日に第一子を35歳で出産した産婦人科医が、産んでみてわかったこと、伝えたいことを書き下ろし。「妊娠はいつ公表?」「セックスはしていいの?」「会陰は切る? 切らない?」妊娠時から産後まで、目からウロコのぶっちゃけ話満載! 本当に役立つ妊娠・出産のバイブル。
■プロフィール
産婦人科専門医/性科学者 宋美玄さん
1976年、兵庫県神戸市生まれ。2001年、大阪大学医学部を卒業。同年、大阪大学産婦人科に入局。周産期医療を中心に産婦人科医療に携わる。2007年、川崎医科大学産婦人科講師に就任。臨床と共に教育にも携わる。University College of London Hospitalにて胎児超音波について学び帰国。以降、女性の性と生についての啓蒙活動に励む。『幸せな恋愛のためのSEXノ―ト』(ポプラ社)などベストセラー多数。宋美玄オフィシャルサイトhttp://www.puerta-ds.com/son/