驚愕の事実が判明…「一緒にいると安心」は危険だった!前回の記事では、斎藤学氏の著書『「夫婦」という幻想』を参考に、女性のピンチを救ってくれる白馬の王子様のような男性の一部は、単なる“ダメ女好き”で、結婚生活を不幸にすることがあるという意外な事実を紹介しました。

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今回は、もうひとつの意外な危険分子である“安心感を持てる男性”について解説します。



■実は危ない“安心感男”とは?

結婚生活が緊張の連続というのは不幸なことですよね。一緒にいて安心感を持てるかどうかというのは、パートナー選びにおいてとても重要です。

ただし、斎藤氏によると、その安心感の源が何であるかによって、結婚生活の幸福度は大きく左右されます。

つまり、相手のことを本当に尊敬・信頼したうえでの安心感ならいいのですが、「この男ならまあ浮気もしそうにないし、尻に敷けそうだし……」といった“安全パイ”扱いの安心感は非常に危ないのです。

夫を愛するどころか、本当は見下しているのですから幸せな結婚生活を送れるわけがありません。

「どうせこの人は……」という夫に対する不満でいっぱい。また、「浮気するわけがない」という点だけが心のよりどころなので、帰りの遅い日が続くなど、夫の挙動に少しでも不穏な匂いをかぎつけると、嫉妬というより、プライドが傷つけられたような気がして妻は半狂乱になります。

さらに悪いことに、こうした妻の不満は、子どもにまで伝染するとのこと。特に、娘の場合、妻が夫を見下して両親の夫婦仲が冷めきっているのを感じ取ると、思春期以降に非行や●●交際に走るなど、問題行動を起こすことがあるそうです。

“安心感男”との結婚は、結婚生活を安定させるどころか、かえってトラブルだらけになってしまうとは、皮肉といわざるをえません。



■“安心感男”の見分け方

前回の“危ない白馬の王子様”の場合、夫が不幸な女性しか好きになれないという問題を抱えていますが、今回の“安心感男”のケースは、妻の意識の問題といえます。

つまり、彼と一緒にいて安心できるのは、彼のことを信頼・尊敬しているからなのか、それとも単に彼を見下しているのか、自分の心に問いかけましょう。

また、どうしても自分をごまかしてしまいそうになる場合には、彼を周囲の人にどれくらい積極的に紹介してきたかという行動面をチェックしてもいいです。

つまり、本当に彼に魅力を感じているのなら、「この人が私のパートナー!」と自慢しまくりたいですよね。それが出来ないのは、「こんな人が自分のパートナーだなんて恥ずかしい」と、彼のことを見下しているためかもしれません。



一見、夫として理想的なはずの“白馬の王子様”や“安心感を持てる男性”との結婚によって、不幸になってしまうとは意外な落とし穴です。

ぜひ、彼がこれらのタイプに当てはまらないか、彼自身や自分のことを振り返ってみてくださいね。