ケミカル事業、情報機器事業を主力とするソリューション型商社の江守商事<9963、株価 - チャート>が4日ぶりに急反発。一時146円高の1559円まで買われ、東証1部値上り率上位に入っている。15日引け後、13年9月中間期の連結業績予想を上方修正した。売上高を従来の978億円から1010億円(前年同期比49.9%増)に、経常利益を20億1000万円から25億5000万円(同2.2倍)にそれぞれ増額し、好感された。
中間期は、中国子会社において食料や金属資源が好調に推移し、加えて人民元高でドル建て借入金に為替差益が発生したことで経常利益は大幅に増加。通期予想の41億5000万円(前期比38.1%増)に対する進ちょく率は61.4%に達した。同社は、約5年前に開始した中国国内のインフラ整備に関する資源ビジネスが好調に推移中。足元ではその発展系でシンガポール子会社を中継貿易のハブとする資源、食料関連、医・農薬中間体など、中国、インド、アセアン地域間の輸出入取引が急増している。
午後1時50分時点の株価は117円高の1530円。