「バストってもむと大きくなる?」おっぱいについての疑問を高須先生に聞いてみた!
「もむと大きくなる」「キャベツをいっぱい食べると大きくなる」なんて話もありますが、これって本当なのでしょうか? また、豊胸手術をすればいくらでも大きくできるのでしょうか? 今回は、バストの疑問を、高須クリニックの高須克弥院長に伺いました。
■やっぱりもんでも大きくならない……
――女性のバストについてお聞きしたいのですが、女性の胸というのは、生まれつき大きさというのは決まっているのでしょうか?
高須院長 まず、女性の胸の大きさというのは、民族・地域によって大きい小さいの傾向が違います。南米なんかは比較的大きな胸の女性が多くいますが、北欧になるとそこまで大きくありません。日本でも、東北など北の方の女性より南の人の方が大きいですね。
――民族や地域で胸の大小の差が出てくるわけですが、胸をより成長させる方法はありますか? 例えば、胸をもむと大きくなるという話などがありますが……。
高須院長 もんだ程度では、あまり変わらないと思いますね。血液の循環は良くなると思いますが、発達に影響はないと思います。
――もむことで大きくはならないのですね……。他に、「キャベツを食べると大きくなる」という話もありますが、食べ物で成長を促すことはできるのでしょうか?
高須院長 キャベツでは大きくならないでしょう。胸を大きくさせるには、動物性タンパク質や脂肪をたくさん摂取した方がいいですね。
――キャベツではなく、肉が大事なのですね。
高須院長 日本人はお米を食べるので、植物性タンパク質はたくさん取っていましたが、動物性タンパク質の摂取量が少なかったので民族的に胸が小さかったのです。戦後になって、肉を多く食べるようになったので、今の若い子たちは昔よりも大きいですよね。
■胸はやろうと思えばいくらでも大きくできる
――次に豊胸手術についてなのですが、いくらでも大きくできるものなのですか?
高須院長 基本的には、胸の皮が伸びる範囲までです。
――なるほど。Aカップの女性がGカップの大きさにしたいと思っても難しいのですね。
高須院長 「どうしても」というならできないこともありません。「ティッシュ・エキスパンダー」という皮を伸ばす器具があり、それを使って少しずつ少しずつ皮を伸ばせば大きくすることはできます。
――そんな器具があるのですね!
高須院長 乳がんなどで胸を失った女性の乳房再建にも使用します。一度に大きくしようとするのは無理ですが、少しずつ延ばしてやれば、人間の皮はかなり延びます。
――こうした豊胸手術というのは、かなり大変なものなのでしょうか?
高須院長 いや、「単純な豊胸手術」ということであれば、簡単な部類に入ります。膨らませるだけですからね。「垂れてしまった胸」を持ち上げてきれいな形にする方が難しく「技術」が必要です。
――豊胸手術というのは、どれくらいの費用が必要なのですか?
高須院長 私のクリニックの場合は100万円(税抜き)です。この費用は40年間ずっと変わっていません。どこで値段を変えればいいのか分からなかったので、ずっとこのままです(笑)。
――豊胸手術をしたい人にとっては分かりやすくていいですね(笑)。
高須院長 おばあちゃんでも若い人でも変わらずこの値段ですよ。
もんだりキャベツを食べたりしても、胸は大きくならないとのことでした。大きくするならお肉をたくさん食べるのがいいのかもしれません。また、胸の大きさでずっと悩んでいる人は、豊胸手術というのも一つの方法です。