普通の人は「ビタミンD」のサプリは不要!むしろ過剰摂取に注意

骨や血液中のカルシウムの量を調整するビタミンDは、非常に大切な栄養素です。しかし摂(と)りすぎは「毒尿症」など、身体に障害を引き起こす可能性も。既往症のない人の多くは、食事と太陽光によってビタミンDは足りていることが分かりました。

皆さん、ビタミンDのサプリは飲んでいますか?妊娠中の方はお医者さんにおすすめされたこともあるかもしれません。またマルチビタミンのサプリなどに含まれていることもあります。

ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、骨や血液中のミネラル濃度を調整しています。カルシウムは骨や歯だけでなく、実は脳や神経にとっても重要な役割を果たしていますが、相棒のビタミンDも同じくらい大切なのです。

しかし、重要だからと言って、たくさん摂(と)ればいいというものでもありません。ニュージーランド、オークランド大学の調査によると、健康な成人のほとんどは、日常の食事と生活で得られるビタミンDで十分なのだそうです。

ビタミンDはレバーや魚、卵、牛乳などに含まれ、また太陽光を浴びるとで皮膚でも合成しています。ごくまれに、太陽光からビタミンDを作れない体質の人もいるそうなので、そういった人や特別な病気がある場合限り、お医者さんの指示の下でサプリメントを服用するのがいいようです。

ビタミンDの摂(と)りすぎは、腎臓にカルシウムがたまる「尿毒症」や、血管にカルシウムが張り付く症状を起こすことがあります。ゆえに、サプリメントの飲み過ぎは危険。

ただ、食事から得られる程度であれば心配はないのでご安心ください。サプリに頼らなくても大丈夫。運動とバランスのよい食事?で、健康な骨と神経を維持しましょうね。