運動後やお風呂上がりに飲むなら「低アルコールビール」がおすすめ!脱水症状を予防

夏が終わったとはいえ、一汗かいた後のビールっておいしいもの。でもアルコールは脱水を促してしまうため、汗をかいた後のビールは酔いやすくなったり、二日酔いになるリスクが高いんです。オーストラリアの研究者は、低アルコールのビールであれば、脱水を防ぐ効果が3倍であることを突き止めました。

運動後やお風呂の後のビールって、季節を問わずおいしいものですね。喉の渇きを癒やし、身体に染み渡る感じが何とも心地いいのではないでしょうか。しかし、アルコールは体の水分を奪ってしまうため、実はビールは水分補給には不向きだということをご存じですか?

ただでさえ水分が不足している状態でアルコールを摂取すると、脱水が加速します。その結果、酔いやすくなり危険であるほか、二日酔いにもなりやすくなります。「あまり飲んでないのに、なんで二日酔いになったんだろう」という人は、実は水分不足が原因かもしれません。

しかし、分かっていてもやめられないのがビール。研究者たちもこれには同感のようで、オーストラリアの大学が打開策を発見しています。それは、「低アルコールのビールを飲む」というもの。

グリフィス大学の研究チームは、被験者を2つのグループに分け、双方に激しい運動をしてもらった後、一方には通常のビールを、一方には低アルコールのビールを飲んでもらいました。この結果、低アルコールビールには通常のビールの3倍、水分が身体に残りやすかったそうです。

ベン・デスブロー教授は「汗をかいた後のビールは、決しておすすめできる行為ではありません。しかし、どうしても飲みたいというのであれば、低アルコールのものに変えるだけで身体への負担は大幅に軽減されます」と説明します。

最近はノンアルコールや低アルコールビールもずいぶん充実してきました。のど越しを求めているなら、これらでも十分代用できるのではないでしょうか。健康が気になるあなたは、ぜひ試してみては?