ひたち号は昭和38年に準急列車として登場。国鉄時代末期に使われていた485系は、肌色の車体にえんじ色のラインが入った「国鉄カラー」が人気だった。今回は新潟支社から借り受けた車両に、当時と同じ「ひたち号」のヘッドマークをつけて走行する。

 記念号は、いわき駅で出発セレモニーを行った後、午前9時20分ごろに出発。同11時前に水戸駅に停車し、正午過ぎに上野駅に到着する。車内では、国鉄時代の復刻版制服を着た係員が記念トレーディングカードなどを販売、乗客に当時の車内の様子を体験してもらう。乗車券は9月2日に発売し、即日完売した。