日経平均は大幅に続伸。米国債デフォルトへの警戒感から売りが先行した。ただし、 寄り付き後はじりじりと下げ幅を縮めるなか、前引けにかけてプラス圏に。後場に入 ると断続的なプログラム売買から主力株を中心に上げ幅を広げる展開。ソフトバンク <9984>が5%超の下げとなったが、全体の8割の銘柄の上昇がこれを吸収した格好。 大引けの日経平均は前日比143.23円高の14037.84円と、終値ベースでは3日ぶりに 14000円を回復。東証1部の売買高は24億1789万株、売買代金は1兆8441億円。売買代 金は4営業日連続で2兆円を下回っている。業種別では不動産、その他金融、鉱業、鉄 鋼、保険、ガラス土石、輸送用機器などが堅調。一方、情報通信、空運が軟調だっ た。 個別では三井不<8801>、菱地所<8802>など不動産株が全面高。アイフル<8515>、アコ ム<8572>などその他金融なども全面高となるなど、足元で調整が続いていた業種を中 心に、買い戻しとみられる動きが強まっていた。