<8940> インテリックス - -インテリックス<8940>は、中古マンションのリノベーション(再生)した「リノヴェックスマンション」販売を手掛ける。従来のリフォームとは違い快適性と機能性の向上を目指した「リノヴェックス内装」は、独自のビジネスモデル。新築マンション事業は好立地が特徴。
8日大引け後に発表した第1四半期(6-8月)業績は、売上高が前年同期比1.0%増の65.89億円、営業利益は同8倍の3.51億円、四半期純利益は1.57億円(前年同期は5800万円の赤字)の黒字に転じた。主力事業であるリノヴェックスマンション事業の販売は、採算性を重視した取扱物件の絞り込みを行ったことから、当四半期の販売件数は、前年同期比を55件下回る239件だった。そのため、同事業売上高は、前年同期比18.3%減の50.98億円となった。しかし、その他不動産事業において、オフィスビルの売却により全体の売上を押し上げ、連結での売上高は同1.0%増となっている。また、リノヴェックスマンション販売の粗利益率が13.8%と、前年同期に比べ6.2ポイント改善したことで収益性が高まり、営業利益は約8倍に膨れた。
併せて第2四半期(6-11月)業績予想を修正。売上高は125.79億円(従来は116.03億円)、営業利益は5.61億円(同4.43億円)、四半期純利益は2.29億円(同1.34億円)と、それぞれ上方修正している。なお、上方修正した第2四半期営業利益に対する第1四半期営業利益の進捗率は62.5%となる。第1四半期において、中古マンション再生流通事業(リノヴェックスマンション事業)の物件販売が、春先から引き続き好調に推移。これにより、利益率が期初計画に比べ大きく上回っている。