メルコホールディングス<6676、株価 - チャート>が反落し、一時69円安の1301円まで売られた。7日引け後、13年9月中間期(4-9月)と14年3月期の連結業績予想を下方修正し、嫌気された。

中間期予想で、売上高を497億円から478億円(前年同期比2.6%減)へ、営業利益を8億円から4億6000万円(同48.4%減)へ、純利益を6億円から5億3000万円(同39.8%減)に引き下げた。通期予想は、売上高1050億円から1000億円(前期比2.5%減)へ、営業利益を27億円から19億円(同12.6%増)へ、純利益を21億円から15億円(同5.3%増)に減額した。中間期の売上高は、パソコンや薄型テレビの需要減による周辺機器市場の縮小に加え、海外における法人向け製品の販売強化の遅れなどが響いた。利益面では、円安による原価上昇をコストダウンで補うことができなかった。通期は、コストダウンや経費の削減などを進める方針だが、パソコンや薄型テレビの周辺機器市場の低迷が続くことを想定した。

8日の終値は、前日比64円安の1306円。