寄り付きの東京株式市場で日経平均は続落している。米財政協議が進展せず前日の米国株が下落。為替も一時1ドル96円台半ば付近まで円高に振れたことで輸出株などに売りが先行した。
もっとも、日経平均は2日以降の4営業日で約630円下落しており、短期的には下げ過ぎとの見方もあり、安寄り後は下げ渋る展開となっている。
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議など世界の主要会議で米財政問題の解決を求める動きが出てきたことも金融市場の混乱収束への期待につながっている。自動車、鉄鋼、食品が軟調。半面、銀行、証券、建設など内需系の一角はしっかり。