ヒビノ<2469、株価 - チャート>はプロ用音響・映像機器のシステム設計から設置・施工、機器の販売・運営・レンタルを展開。海外高級オーディオの輸入販売と、コンサートなどイベントへの映像・音響設備提供の2本柱。銀座の老舗ライブハウス「ケネディハウス銀座」を子会社化。
14年3月期第1四半期(13年4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.7%減の2億9600万円だったが、9月26日に通期の連結業績予想を増額。経常利益は前期比47.3%増の8億5000万円となる見通し。大型案件が寄与し、映像製品の開発・製造・販売事業の利益が黒字転換となった。「11月2日に13年9月中間期決算、11月26日にアナリスト向け説明会を予定している」(経営企画本部)という。通期予想に対する第1四半期実績の業績進ちょく率は30.5%と高い。
今後、20年の東京夏季五輪に向けて、ロードサイドボード(主要幹線道路沿いに設置される広告看板)向けにLEDディスプレー・システムの本格納入期待もあり、軟調な場面は見直し余地が大きそうだ。
テクニカル上では、25日移動平均線を下回ったことで、売り優勢の展開となっているが、75日移動平均線がサポートラインとして意識され、底入れきっかけ待ち。
7日の終値は、前週末比122円安の1299円。