不二越<6474、株価 - チャート>が6営業日続落し、一時45円安の466円を付ける場面があった。午前11時4分時点で43円安の468円となり、東証1部値下がり率8位にランクされている。前週末4日引け後に13年11月期第3四半期(12年12月-13年8月)の連結決算を発表、小幅ながら減収で営業・最終減益となり、懸念視された。

第3四半期決算は、売上高が1283億5100万円(前年同期比0.6%減)、営業利益は81億5900万円(同3.5%減)、純利益は34億900万円(同9.8%減)だった。売上高では、機械工具事業が増収を確保したものの、部品事業の減収が足を引っ張った。上期における操業度の悪化や、販売価格の下落などもあり、利益を圧迫した。純利益では、独占禁止法違反に係る課徴金5億900万円を特別損失として計上したのが響いた。