(カッコ内は前営業日比)

FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>

終値      6453.88(+4.84)

前営業日終値   6449.04(+11.54)

クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>

終値      8622.97(+25.06)

前営業日終値   8597.91(‐31.51)

CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>

終値      4164.25(+36.27)

前営業日終値   4127.98(‐30.18)

<ロンドン株式市場> 薄商いの中、ほぼ変わらずで終えた。米財政協議で合意に向けた進展の兆候が見られないことから、投資家の間で様子見姿勢が強まった。

FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は4.84ポイント(0.08%)高の6453.88。

米国では、財政協議で事態打開の兆しが見られないまま、債務上限引き上げの期限とされる17日が目前に迫っている。ただこれまでのところ、市場で大きな混乱は見られない。

米国で稼ぐ企業がこの日も売られた。売上高の半分近くを米国に頼る建材販売大手ウルズリー<WOS.L>は1%安。一時は1.4%安まで売り込まれた。

上期決算を発表した製糖のテート・アンド・ライル<TATE.L>は0.8%高。同社株価は年初来3%下落しており、弱材料のほとんどが株価に織り込まれ済みとアナリストは指摘している。

生保のスタンダード・ライフ<SL.L>は2.5%高。JPモルガンは、成長は引き続き力強く配当利回りも高水準として、同社の投資判断を「オーバーウエート」で据え置いた。

<欧州株式市場>  反発。イタリアの政局安定化に向けた期待から同国の銘柄が買われた。欧州中央銀行(ECB)による金融セクターへの支援が継続するとの観測を手がかりに、銀行株も上昇した。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.56ポイント(0.13%)高の1243.74。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は26.19ポイント(0.90%)高の2928.31。

イタリアのFTSE・MIB指数<.FTMIB>がアウトパフォームし、1.6%高で取引を終えた。

イタリア上院委員会は、脱税で有罪判決が確定しているベルルスコーニ元首相の議員資格剥奪を上院本会議に提言することを承認した。

ユーロ圏銀行株<.SX7E>は2.3%高。トレーダーの間では、ECBが追加長期資金供給オペ(LTRO)実施の用意を整えているとの見方が高まっている。

米予算交渉が決裂し、政府機関が一部閉鎖に追い込まれたことは欧州株価にも影響している。また、米債務上限問題をめぐる懸念も強まっている。

スイスReylのフランソワ・サバリ最高投資責任者(CIO)は「日に日に緊張が増している」としつつも、「合意にこぎ着けると想定している」と述べた。