4日のロンドン株式市場は薄商いの中、ほぼ変わらずで終えた。米財政協議で合意に向けた進展の兆候が見られないことから、投資家の間で様子見姿勢が強まった。

FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は4.84ポイント(0.08%)高の6453.88。

米国では、財政協議で事態打開の兆しが見られないまま、債務上限引き上げの期限とされる17日が目前に迫っている。ただこれまでのところ、市場で大きな混乱は見られない。

米国で稼ぐ企業がこの日も売られた。売上高の半分近くを米国に頼る建材販売大手ウルズリー<WOS.L>は1%安。一時は1.4%安まで売り込まれた。

上期決算を発表した製糖のテート・アンド・ライル<TATE.L>は0.8%高。同社株価は年初来3%下落しており、弱材料のほとんどが株価に織り込まれ済みとアナリストは指摘している。

生保のスタンダード・ライフ<SL.L>は2.5%高。JPモルガンは、成長は引き続き力強く配当利回りも高水準として、同社の投資判断を「オーバーウエート」で据え置いた。