レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値

<外為市場>

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後5時現在 97.08/10  1.3616/20  132.19/23

NY午後5時 97.24/30  1.3618/20  132.43/47

午後5時のドル/円は、前日のニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅にドル安/円高の97円前半。株安が重しとなった。ただ、米財政協議で進展があればドル/円が跳ね上がる可能性があるため、積極売買に慎重な向きが多かった。

<株式市場>

日経平均    14024.31円(132.94円安)

13944.27円─14149.77円

東証出来高   23億6976万株

東証売買代金  1兆8592億円

東京株式市場で日経平均は3日続落。前場には前日比で200円を超える下げとなり、9月6日以来、約1カ月ぶりに心理的節目の1万4000円を下回る場面があったが、売り一巡後は下げ幅を縮小した。国内企業業績や引け後の黒田日銀総裁会見に対する期待感などが下値を支えたという。一方、米財政協議をめぐる不透明感が引き続き上値を抑えており、戻りは限定された。東証業種別株価指数では33業種中32業種が下落。東証1部の値下がり銘柄数は7割強だった。

東証1部騰落数は、値上がり348銘柄に対し、値下がりが1336銘柄、変わらずが68銘柄だった。

<短期金融市場> 17時40分現在

無担保コール翌日物金利             0.069%(速報ベース)

3カ月物国庫短期証券流通利回り            ──

ユーロ円3カ月金利先物(2014年6月限)    99.780(+0.010)

安値─高値     99.775─99.785

無担保コール翌日物の加重平均レートは0.069%と前日(0.068%)をやや上回った。地銀、信託、証券を主な取り手に、朝方は0.065─0.07%付近から取引が始まった。資金調達圧力は限られたが、「前日に比べて0.07%の調達需要がしっかりとしていた」(国内金融機関)という。

ユーロ円3カ月金利先物はしっかり。中心限月2014年6月限は一時前日清算値比1.5ティック高の99.785と5月9日以来約5カ月ぶりの水準を付けた。米財政協議の不透明感でで米金利先高観が後退。国内でも、資金余剰感の強まりで短期金利の低下観測が浮上していることを受けて「ヘッジ目的に買う動きが強まっている」(国内金融機関)という。

<円債市場>

10年国債先物中心限月・12月限(東証)   144.36(─0.13)

安値─高値   144.34─144.59

10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 0.650%(+0.015)

安値─高値     0.655─0.625%

国債先物中心限月12月限は前日比13銭安の144円36銭と反落して引けた。前日の米国市場で米財政協議に進展が見られず、株安・債券高とリスク回避姿勢が強まった流れを引き継いで、朝方は買いが先行。先物12月限は一時144円59銭と中心限月で5月9日以来5カ月ぶりの水準に上昇した。その後は高値警戒感が浮上する中、利益確定売りが出たのをきっかけに下げに転じた。

現物市場は朝方を中心に買いが入ったが続かず、長期・超長期ゾーンを中心に売りが出た。今週はじり高相場が続いてきたため、「週末を控え、市場参加者がいったん過剰なリスクを落とす持ち高調整の動きが出ていた」(国内金融機関)という。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.5bp高い0.650%。

<クレジット市場>

政保債(地方公)10年 4.0─4.5bp

銀行債(みずほ) 5年 12─13bp

地方債(都債) 10年 4.5─5.0bp

電力債(東電)  5年 280─310bp

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、指標のiTraxxJapanシリーズ20の気配がワイド気味に推移した。水準は92.5─95ベーシスポイント(bp)と、前日引けの気配(91─93bp)から2bp程度上昇。米議会が財政問題解決に向けて歩み寄りを見せず、深刻な政治対立によって投資家の不安心理が高まったとの見方が出ていた。

<スワップ市場>スワップ金利(16時41分現在の気配)

2年物 0.28%─0.18%

3年物 0.32%─0.22%

4年物 0.37%─0.27%

5年物 0.43%─0.33%

7年物 0.59%─0.49%

10年物 0.85%─0.75%