<3382> セブンアイ 3525 +5 しっかり。前日に上半期の決算を発表、営業利益は1656億円で前年同期比12%増益と なり、事前予想通りの着地となった。会計基準の変更を考慮すると、実質的な増益率 は2%程度であったとみられる。金融事業とコンビニ事業がけん引役になる。決算数 値にサプライズはないものの、相対的に安定した業績推移を評価する動きへ。実質的 な増益率は、第1四半期の微減益に対して、第2四半期は4%増益に転じている。 <2108> 甜菜糖 204 +20 人気化。NY粗糖が一段と上昇、約半年振りの高値水準になったと報じられている。 製糖各社も出荷価格を引き上げる可能性があるとされており、マージンの拡大期待な どにもつながっているようだ。また、TPP交渉の進展を受けて、製糖業界には再編 思惑なども高まる格好へ。さらに、北海道大学と共同研究を行っている「発酵ナノセ ルロース」の大量生産技術の開発成功を改めて思惑視する声などもあるようだ。 <8273> イズミ 3040 +254 大幅反発。前日に上半期決算、並びに、自社株買いの実施を発表している。上半期営 業利益は146億円で前年同期比12%増益、従来予想140億円を上回る着地に。通期予想 の287億円、同3%増益は据え置いている。業績インパクトは限定的ながら、発行済み 株式数の2.7%に当たる200万株を上限とした自社株買いによる需給妙味を買い材料視 する格好に。5月の実施に続くもので、当時は約1ヶ月で上限まで市場買い付けを行っ ている。 <1808> 長谷工 683 +18 買い優勢。今期は6期ぶりの復配を実施する方針との観測報道が伝わっている。年間 で1-3円程度の配当となるもよう。マンション建設受注の好調などを背景に、通期の 単体受注高は3500億円程度になり、期初時点の予想を500億円程度上回る公算のよう だ。復配の可能性は指摘されていたが、想定よりも配当金の水準は高まる可能性など が好感される状況に。