日経平均は3日続落。米財政問題に対する懸念が心理的な重しとなり、主力株を中心 に売り優勢の展開となった。今晩に予定されていた米雇用統計の発表が延期となるな ど、先行き不透明感から神経質な動きが続いた。 大引けの日経平均は前日比132.94円安の14024.31円となった。東証1部の売買高は23 億6976万株、売買代金は1兆8592億円。業種別では、ゴム製品や空運、保険、電気・ ガス、パルプ・紙、金属製品、証券、鉄鋼、情報・通信、海運などが軟調。一方、そ の他製品のみが上昇した。 個別では、連日で賑わいを見せていたソフトバンク<9984>が利益確定売りに押され軟 調。また、円高進行が嫌気され、トヨタ<7203>やソニー<6758>、パナソニック<6752> など、主力の景気敏感株が総じて売り優勢となった。その他、一部外資系証券が投資 判断を引き下げた三菱地所<8802>もさえない動き。一方、7&IHD<3382>や三井住 友<8316>などが堅調だった。