インターネットで広まり、そのすばらしさが称賛されたのは、“世界一貧乏な大統領”と呼ばれるウルグアイのホセ・ムヒカ大統領が「リオ会議」で行ったスピーチだ。“世界一貧乏な大統領”と呼ばれるのは、クレジットカードを持たず、資産は自宅と小さな畑、1987年製のフォルクスワーゲンのみであり、大統領の報酬として与えられる給料の9割近くを、毎月、社会福祉基金に寄付しているから。そんなムヒカ大統領の想像を遥かに超えた波乱の人生と、昨年、リオ会議で行ったスピーチを紹介。ムヒカ大統領が世界の人々に問う。幸福とは?本当の豊かさとは?