炎上マーケティングの成功例としては、2010年のルーマニアのチョコレート「ROM」の事例が有名。「ROM」は、ルーマニアの国旗が印刷された歴史のある国民的なお菓子だが、売り上げが低迷していた。そこで、メーカーは、ウェブサイトなどで、パッケージをアメリカの国旗(星条旗)に変更したと告知したのだが、この変更が国民の愛国心に触れ、反感を買い、「炎上」が起こった。その後、メーカーは、すぐさまパッケージを元に戻し、国民の愛国心によって元のパッケージに戻ったと伝えた。その結果、「ROM」の売り上げは増え、この企画は、カンヌ国際広告祭の2部門でグランプリを獲得した。