日経平均は小幅続落。米財政問題の先行き不透明感が心理的な重しとなり、上値の重 い展開となった。週末の米雇用統計の発表が延期となる可能性なども高まり、手掛か り材料難の中で方向感の乏しい動きに終始した。 大引けの日経平均は前日比13.24円安の14157.25円となった。東証1部の売買高は24億 2350万株、売買代金は2兆396億円。業種別では、保険やゴム製品、不動産、金属製 品、建設、化学、小売、ガラス・土石などが軟調。一方、情報・通信や鉄鋼、精密機 械、海運、鉄鋼、非鉄金属などが堅調だった。 個別では、ソニー<6758>や京セラ<6971>などハイテク関連の一角が軟調。また、9月 の月次動向を発表したファストリ<9983>もさえない動き。その他、人員削減を発表し たグリー<3632>も売り優勢となった。一方、ソフトバンク<9984>が連日で強い動き。 また、トヨタ<7203>や富士重<7270>など、自動車株も見直し買い優勢となった。