ジャパンマテリアル<6055、株価 - チャート>が3日ぶりに急反発し、一時400円高の2697円を付ける場面があった。午前10時5分時点で133円高の2430円となり、東証2部値上がり率3位にランクされている。2日引け後、13年9月中間期(4-9月)ならびに14年3月期の連結業績予想の増額、および東証1部、名証1部市場への指定承認を発表し、材料視された。
今期はここまで売上高が順調に推移するなか、コスト改善効果もあって13年9月中間期の予想営業利益は従来の4億5000万円から7億8000万円(前年同期比4.5倍)に増額。これに伴い14年3月期予想も12億円から15億円(前期比44.6%増)に引き上げた。
併せて10月25日に東証、名証の1部市場銘柄に指定されると発表。また43万株の公募を行うが、うち26万株は自己株式を充当するため、10万5000株のオーバーアロットメントを合わせても新株発行は27万5000株。このほか27万株の売り出しがある。発行済み株式数に占める比率は5.1%と低く、東証1部銘柄になることによる指数連動型投信への組み入れ期待が需給面でのフォロー要因になっている。