<08:50> 国債先物が続伸スタート、米債高で買い先行

国債先物中心限月12月限は前日比10銭高の144円45銭と続伸して寄り付いた。前日の海外市場で、9月ADP全米雇用報告の民間部門雇用者数が16万6000人増と市場予測(ロイター予測:18万人増)を下回り、雇用改善ペースの鈍さを確認。米債が買われた流れを引き継いだ。
下期に入り国内勢の現物買いが観測され、あらためて良好な需給環境も意識されている。「上期に残高を落とし過ぎた銀行勢が残高修復に動いている可能性があり、需給は一段と締まっている」(国内金融機関)という。


<08:30> 翌日物は0.065%中心の取引、地銀・信託などが調達

無担保コール翌日物は0.065%を中心に取引されている。主な取り手は地銀・信託など。大手行は0.05─0.06%付近で調達意欲を示しているが、出合いは観測されていない。
当座預金残高は前日に比べて減少し、9月19日以来2週ぶりに95兆円を割り込む可能性がある。しかし、資金調達需要は盛り上がらず「取引金利水準は前日と大きく変わらない」(国内金融機関)という。
日銀によると、朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は94兆9000億円、準備預金残高は74兆7000億円程度となる見込み。


<07:05> 翌日物0.065%中心か、当預残は94.9兆円見込み

無担保コール翌日物は0.065%を中心に取引される見通し。10年利付国債の発行要因などで当座預金残高は減少する見込みだが、引き続き高水準を維持するとみられている。市場では「決済要因で一定の資金ニーズはあると思われるが、取り急ぐことはなく、主に0.065%前後で出合いそうだ」(国内金融機関)との見方が出ていた。
2日の加重平均金利(速報ベース)は、前営業日比0.002%高い0.068%。
日銀が朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は2日に比べて2兆5000億円減の94兆9000億円程度になる見込み。残り所要積立額は1800億円。