<為替> ユーロが上昇。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が、現行の緩和的な金融政策スタンスを維持すると再表明したことが追い風となっている。

ECBはこの日の理事会で、主要政策金利であるリファイナンス金利を0.5%に据え置いた。ドラギ総裁は理事会後の会見で、低金利を必要な限り維持すると再表明し、正当化されれば、一段の措置を講じる用意がある姿勢を鮮明にした。また、最近のユーロ上昇には懸念は示さず、ユーロ相場がECBの政策目標でないと言明した。

ユーロ/ドルは一時1.3606ドルと、2月以来の高値をつけた。その後は0.5%高の1.3596ドル。

主要6通貨に対するICEフューチャーズUSドル指数<.DXY>は一時、2月以来の低水準となる79.781をつけた。