<16:25> 夜間取引で国債先物は強含み、円高進行が手掛かり

東証夜間取引で国債先物は強含み。足元の中心限月12月限は、日中取引の大引けから7銭高の144円42銭近辺で推移。市場では「外為市場でドル安/円高が進行していることが直接の材料。リスクオフモードの中、海外勢の一部でショートポジションを取っていた向きが巻き戻している可能性がある」(国内金融機関)との見方が出ていた。外為市場でドル/円は97.50円下回り、8月29日以来の安値を付けて推移している。

<15:10> 翌日物0.065%中心、レポGC強含み

無担保コール翌日物金利は0.065%中心での取引。主な取り手は地銀・信託など。法人税揚げ日だが、国立大学の運営費の交付、日銀の国債買い入れオペのスタート日となるため、当座預金残高は増える方向となり、引き続き資金余剰感は強かった。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCレートは発行要因で強含み。6カ月物の東京銀行間取引金利(TIBOR)が引き続き低下基調。
ユーロ円3カ月金利先物は債券高などを手掛かりに強含む場面があったが、明確な方向感は出なかった。中心限月2014年6月限は前日清算値比変わらずの99.770。

<15:04> 国債先物は続伸、長期金利一時5月10日以来の0.640%に低下

2日の国債先物は続伸。1日の米債市場が底堅い製造業統計や株高などが影響し軟化。この流れを引き継いで売り先行で始まった。ところが、期初の好需給が意識され、買い戻しが間を置かずに入った。後場も円高/株安を手掛かりとした買いが優勢で上値追いとなる場面があった。現物債は長いゾーンを中心に利回りに低下圧力がかかった。銀行勢が超長期ゾーンを買い進んだとの観測が出ていたほか、長期ゾーンは先物主導で強含みで推移した。20年146回債利回りは一時前営業日比3.5bp低い1.510%、30年40回債利回りは一時同4bp低い1.640%に低下。20年債は5月9日以来、30年債は5月8日以来の低水準になった。イールドカーブはブルフラット化の形状。日銀がきょうオファーした国債買い入れオペに関しては、残存5年超10年以下がほぼ市場実勢に収まった。
国債先物中心限月12月限の大引けは、前営業日比12銭高の144円35銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp低い0.645%。一時同1.5bp低い0.640%と5月10日以来の水準に低下した。

<13:27> 超長期債利回りに強い低下圧力、20年債は5月9日以来の低水準

超長期ゾーン利回りに強い低下圧力。20年146回債利回りは前営業日比3bp低下の1.515%、30年40回債利回りは同4bp低下の1.640%で推移。20年債は5月9日以来、30年債は5月8日以来の低水準になった。市場では「銀行勢が買い進んでいるようだ。利回りに関して、10年債より超長期ゾーンの方が低下余地があると判断したもよう」(国内証券)との見方が出ていた。イールドカーブはブルフラット化しやすいとみられている。
国債先物は上昇幅を拡大。足元の国債先物中心限月12月限は、前営業日比13銭高の144円36銭近辺で推移。市場では「外為市場が円高に振れ、日経平均株価が一時前日比で300円を超える下落となったことが材料視されている」(国内証券)との声が聞かれた。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.5bp低い0.640%と5月10日以来の水準に低下。