伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)<4739、株価 - チャート>が続落。野村証券では1日付で、投資判断を「Buy」(買い)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を4700円から3300円に引き下げている。

同証券では、通信向けネットワーク機器の需要低迷、競争激化などに伴う粗利益率の悪化などを従来以上に織り込み業績予想を下方修正、中期的にもシクリカル性が強い通信投資がピークアウトした影響を踏まえ、セクター平均をやや下回る利益成長にとどまると予想している。

連結営業利益について、14年3月期230億円(前期比15%減、従来280億円、会社側計画は280億円)、15年3月期250億円(従来305億円)、16年3月期265億円(同325億円)と試算している。一方で、成長市場のアジアにおける子会社買収など、中期成長に向けての事業戦略は評価できるだろうと指摘している。

2日の終値は、前日比150円安の3300円。