東急不動産ホールディングス<3289、株価 - チャート>が小動き。野村証券では1日付で、投資判断「ニュートラル」(中立)、目標株価1090円でカバーを開始している。

上場していた東急不動産、東急リバブル、東急コミュニティーが上場廃止になるとともに、株式移転方式で設立された共同持株会社として1日に上場。同証券では、14年3月期の営業利益が従来の東急不動産の連結業績より下ブレる可能性があったものの、不動産仲介事業などが好調で、おおむね従来の東急不動産の連結利益と同水準を確保し、純利益は少数株主への流出がなくなる分だけ上方修正するとしている。財務の安定性が増し、キャッシュフローの安定性も増すことから、今まで以上の成長戦略がとれる体制となり、仲介・管理事業と開発事業のシナジー効果を追求することになろうとコメントしている。

同証券では連結営業利益について、14年3月期600億円(前期比15.4%増、会社側計画は600億円)、15年3月期615億円、16年3月期630億円と試算している。

2日の終値は、前日比27円安の1018円。