松下幸之助(1894年~1989年)
パナソニック(旧松下電器)を一代で築いた経営者。

父が米相場で失敗したのち、小学校を中退し、9歳で丁稚奉公に出たが、くじけることなく、多くの経験を糧として商売人としての心得を学んだ。明治43年、開通した大阪の市電が「電気で走る」のをみて、電気事業の将来性を感じとり「電気の世界」へ第一歩を踏み出す。
大正6年、手元資金わずか95円で独立。生活していた狭い借家に工場スペースをつくり、妻と妻の実弟などと改良ソケットづくりをはじめた。厳しい試練をのりこえ、大正7年、本格的に電気器具製造・販売に着手するため「松下電気器具製作所」を創業した。

松下幸之助は、「経営の神様」として国内外でその功績が語りつがれている。