2日前場の日経平均株価は前日比102円61銭安の1万4382円11銭と反落。取引時間中での1万4400円台割れは9月18日(1万4396円41銭)以来、2週間ぶり。寄り付き直後は、様子見ムードから前日終値を挟んでの小幅もみ合いとなっていたが、株価指数先物に比較的まとまった買い物が入ったのをきっかけに上げ幅を拡大。午前9時24分に1万4569円20銭(前日比84円48銭高)まで上昇した。その後は、対ドル、対ユーロで円相場が強含むとともに株価指数先物にまとまった売り物が断続的に出て軟化。下げ幅を広げ、午前11時18分には1万4359円98銭(同124円74銭安)を付ける場面があった。

東証1部の出来高は12億9677万株。売買代金は9889億円。騰落銘柄数は値上がり414銘柄、値下がり1224銘柄、変わらず110銘柄。

市場からは「米暫定予算が成立せず、一部の政府機関が閉鎖に追い込まれた影響は少なからず残り、円高方向の動きとともに、外需関連には手が出しにくい状況だ。主力銘柄が立ち上がらず、物色は一部に限られ、指数はさえない。今後は、9月中間期決算や、法人税減税の具体的な内容が焦点になろう」(中堅証券)との声が聞かれた。