<11:05> 国債先物は続伸で前引け、長期金利0.645%に低下

国債先物は続伸で午前の取引を終えた。1日の米債市場が底堅い製造業統計や株高などが影響し軟化。この流れを引き継いで売り先行で始まった。ところが、期初の好需給が意識され、買い戻しが間を置かずに入った。現物債は長いゾーンを中心に利回りに低下圧力がかかった。銀行勢が超長期ゾーンを買い進んだとの観測が出ていたほか、長期ゾーンは先物主導で強含みで推移した。市場で予想された日銀による国債買い入れオペの通告があったことも影響した。イールドカーブはフラット化の形状。米議会で暫定予算が成立せず、一部政府機関が閉鎖に追い込まれたが、1日の米国市場では閉鎖が短期間にとどまるとの見方が一部で出ていた。これに対し円債市場の市場参加者の中では、楽観的過ぎるとの声が聞かれた。
国債先物中心限月12月限の前引けは、前営業日比9銭高の144円32銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp低い0.645%と5月10日以来の水準に低下した。