ブラジル・サンパウロ株式市場は6営業日ぶり反発。米政府機関の閉鎖が世界経済に影響を及ぼすほどには長期化しないとの見方に支援された。
ボベスパ指数<.BVSP>は、前日終値比841.27ポイント(1.61%)高の5万3179.46で終了。
資産家エイケ・バチスタ氏傘下の石油大手OGX<OGXP3.SA>が、上下に荒い値動きを繰り返しながら14.29%高と急騰し、同指数の上昇を主導。同社は、1日に支払いが予定されていた社債利息4500万ドルを支払わず、中南米で過去最大規模のデフォルト(債務不履行)となる可能性が高まった。
MSCI中南米株価指数<.MILA00000PUS>は、2.11%高の3372.75。
メキシコのIPC指数<.MXX>は、2.86%高の4万1335.27で終了。
チリのIPSA指数<.IPSA>は、0.83%高の3855.70で終了した

中南米通貨市場ではブラジルレアルが序盤に対ドルで上昇したが、下落して終了した。米政府機関の一部閉鎖によって景気回復が抑制され、米緩和策縮小の開始が遅れるとの期待から買いが入ったものの、その後は閉鎖が短期間にとどまるとの見方からこうした期待が後退した。
ブラジルレアル<BRL=><BRBY>は1ドル=2.2275/86レアルで終了。前日終値は2.2156/63レアルだった。