日経平均は3日ぶり反発。昨晩の欧米株式市場は、米財政問題の不透明感を背景に軟 調であったものの、為替市場では円高一服となり、前日の大幅下落の反動で買い先行 でスタートした。米政府機能の一部停止が決定したことで上昇幅を縮小する場面もあ ったが、安倍首相が消費増税方針を固めたと伝わり再度、上昇幅を拡大する荒い値動 きに。 大引けの日経平均は前日比28.92円高の14484.72円となった。東証1部の売買高は27億 9444万株、売買代金は1兆9283億円。業種別では、金属製品や情報・通信、保険、非 鉄金属、証券、鉄鋼、空運、輸送用機器などが堅調。一方、電気・ガスや石油・石 炭、海運、ガラス・土石、その他金融、機械などが軟調だった。 個別では、ファストリ<9983>やファナック<6954>、ソフトバンク<9984>など、日経平 均の寄与度が大きい銘柄が強い動きとなり指数を押し上げた。また、日精工<6471>や しまむら<8227>などが決算発表を受けて大幅高となった。一方、日立<6501>、東芝 <6502>、コマツ<6301>などが軟調。その他、福島第1原発でのトラブル発生が伝わっ た東電<9501>も売り優勢となった。