最後に便秘薬について解説します。便秘薬は大腸の水の吸収を阻害し、水分含量を十分に維持して便を出させます。いわゆる下痢状態を作ることで、腸管運動を活発化させるのです。また、運動不足や老化で腸管のぜん動運動が弱くなり、●●●を押し出すことができない人を対象にした腸管に刺激を与える薬もあります。この種の便秘薬は、神経系統にも働くため、飲み続けると麻痺して効かなくなってきます。そうすると、ますます強い薬を飲み、腸管の運動を低下させてしまうことになります。