【小笠原P】14:今回は城に関連する要素についてご紹介します。
以前お知らせした通り、各城には人口が設定されています。
数値については、当時のリアリティを表現すべく、各国の石高や面積、地政要因、そしてシステムとして用意した城の数から算出しています。
戦国時代好きの方なら、シナリオ開始時の情報画面を見ているだけでニヤニヤできることと思います。(笑)
ちなみに、1560年シナリオの初期値第一位は山城の二条城で約52,000人、最下位は…陸中の胆沢城で約2,700人です。
人口については、なんらかのコマンドによって直接増加させるようなことはできません。
基本的には時間の経過とともに増加するものとなっており、その増加量に影響を与える要素が、石高、商業、民忠のほか、城下の施設、つながっている街道の整備状況、そして「政策」となります。

次に、各城の兵数についてですが、兵数は「領民兵」と「常備兵」の合計となります。
「領民兵」は、人口と民忠から、「常備兵」は城ごとの兵舎の数値からそれぞれ算出されるものとなります。
数字の感覚をつかんでもらうために一般的な例をあげると、人口1万人の城で民忠が80、兵舎が300だとすると、「領民兵」が1,600、「常備兵」が600で兵数2,200となります。「領民兵」がメインで「常備兵」がサブですね。
この二つに性能的な差異は一切ありません…というか、兵数として合算してしまうので、まったく意識することはなくなります。
開発の過程においては、双方の比率に応じた特徴を持たせることも検討したのですが、効果よりも複雑さが増してしまうデメリットが大きいと判断し、
-民忠の影響を受けない
-プレイヤーが直接増加することができる
という2点に「常備兵」の位置づけをまとめました。
兵舎の最大値は石高の制限を受けるため、際限なく増やすことはできません。

「領民兵」については、季節要因での増減も…と考えはしたのですが、このゲームにおいて、兵数は非常に影響力の大きなパラメータなので、変動要因を増やしすぎても”プレイ感覚”をつかむ妨げになると思い、ひとまず見送りました。発売後のアップデートとして用意するかもしれません。
またちなみに、1560年シナリオの勢力別兵数初期値については、第一位が三好の約24,000人、最下位は…陸中の斯波家で約1,900人です。
なお、本作においては、民忠も人口同様、コマンドで直接上昇させることはできません。
城下の施設、そして「政策」などで上昇を促すことはできますが、基本的には”平和な期間を長く保つ”、すなわち、攻め込まれないことが最も重要です。

ということで、本作では少々厳しい局面でも、城下を守るべく、積極的に野戦に打って出てください。
AIもそうした傾向が強くなっています。

今回はここまでにしとうございますが、次回は城関係の続報と、文中にちらっと登場していた「政策」についてご紹介したいと思います。