<7514> ヒマラヤ 1384 -43ヒマラヤ<7514>は一般スポーツ用品やゴルフ用品の小売チェーンで業界4位。中期経営ビジョンである「売上高『スポーツ業界トップ3』へ」を達成するべく、関東以西の中小規模の商圏をターゲットに新規出店を積極的に展開中。

27日に通期(2012年9月-2013年8月)業績を発表。売上高が前期比7.2%増の660.37億円、営業利益が同22.4%増の25.68億円、経常利益が同26.8%増の26.71億円、当期純利益が同35.9%増の12.24億円と増収増益となった。

売上高については、主力の一般スポーツ用品で売上高が前期比7.8%増と好調だったことに加えて、アウトドア用品では富士山の世界文化遺産登録を追い風に、売上高が同22.3%増と好調に推移した。利益面については、新規出店費用と店舗運営費用の見直しや抑制を継続的に実施した結果、2桁の増益となった。店舗については、スポーツ用品を総合展開する「ヒマラヤ」にて出店が12店舗で閉店が5店舗、サッカーや陸上競技向け「ビーアンドディー(B&D)」にて出店が3店舗で閉店が1店舗となった。その結果、2013年8月末時点の店舗数は、ヒマラヤが107店舗、B&Dが31店舗となり、合計で138店舗となった。

2014年8月期の連結業績は、売上高が前期比6.0%増の700.00億円、営業利益が同11.7%増の28.70億円、経常利益が同8.6%増の29.00億円、当期純利益が同24.1%増の15.20億円と増収増益を見込む。引き続き、出店地域の需要に即した店舗を機動的かつ積極的に展開することで、事業規模の拡大を図る方針。新規出店数については、ヒマラヤで10店舗、B&Dで2店舗を計画している。同社の主力とするスポーツ用品業界は、2014年に予定されている消費増税が若干の重しとなる可能性もあるが、2020年東京オリンピック招致決定やサッカー日本代表の2014年ワールドカップ本大会出場などを追い風に、引き続き市場の拡大が見込まれる。同社も新規出店の強化により、その恩恵を最大限に享受することが期待される。