イラクは長いことアメリカの渡航リストにはなかった。アメリカがイラクに軍事介入したのは2003年。戦闘は終結しているが、米軍が駐留していた間にも、無差別な銃撃や路上テロ、車爆弾、自爆テロなどの暴力がバクダッドや周辺地域で起きていた。こうした暴力や、外国人に対するイラクの人々の不信感が、バグダットを世界の中でも危険な都市にしている。現在のイラクのGDPは2531USDで66番目に低く、バグダッドの成人の死亡率は1000人中291人。