「ワタミって、有機野菜の農場をやっているって自慢しているでしょう。そのワタミファームに、社会科の校外学習で遠足に行くことになった。有機野菜というのを勉強させるのもいいかと思ったんだけど、そうしたら渡邉が張り切っちゃって、有機野菜を切り分けた袋を1人何百円かで生徒に売る用意をしちゃっているわけですよ。

『子供たちにお土産の野菜を押し売りするな』って私は言った。そうしたら渡邉は私に向かって、こう言ったんです。『用意しちゃったんですよ』って(笑)。つまり、彼は教育者ではなく、経営者として“採算を度外視しない”ことばかりやっている」(小林教授)