日経平均は反落。昨晩のNYダウは6日ぶりの反発となったものの、日経平均は前日 に大幅高となった反動から利益確定売り優勢の展開となった。来月1日に発表される 日銀短観、それを受けた消費増税判断を前に、買い手控えムードも強かった。 大引けの日経平均は前日比39.05円安の14760.07円となった。東証1部の売買高は30億 6704万株、売買代金は2兆402億円。業種別では、海運や金属製品、機械、保険、輸送 用機器、その他金融、精密機械、建設、電気機器、卸売などが軟調。一方、空運 やパルプ・紙、電気・ガス、鉄鋼などが堅調だった。 個別では、トヨタ<7203>やホンダ<7267>、マツダ<7261>など自動車関連が軟調。ま た、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>などメガバンクもさえない動き。その他、郵 船<9101>や商船三井<9104>など、直近で上昇の目立っていた海運株も利益確定売りに 押された。一方、東電<9501>は柏崎原発の再稼働に向けた審査の申請を発表し大幅 高。また、新日鉄住金<5401>など鉄鋼株も堅調だった。