<2384> SBSHD 1384 +8SBSホールディングス<2384>は、輸送・配送、倉庫・物流センター、流通加工から国際物流、3PL(サードパーティー・ロジスティクスの略、顧客企業の物流機能の全体や一部の業務受託)に至るまで物流事業を総合的に展開する。不動産流動化事業も手掛ける。
8月9日に発表した上期(1-6月期)の連結業績は、売上高が前年同期比1.7%減の618億円、営業利益が同47.2%減の7億円となった。減収減益ではあるものの、第1四半期(1-3月期)の営業損益が0.63億円の赤字だったことから、第2四半期(4-6月期)で7億円以上の黒字転換をした格好。
通期の業績予想は、金融緩和政策の浸透によって国内景気が緩やかに回復すると見込んで、2月に発表した期初計画を据え置いた。売上高が前期比0.1%増の1280億円、営業利益が同6.9%増の31億円としている。
今期は6月にグループブランドを統一するなど、投資の年と位置づけている。3PL事業では、島忠<8184>などの物流業務を上期に請け負った。メガソーラー事業では、8月に千葉県芝山町で太陽光発電所の営業運転を開始した。海外事業としては、グループ初の海外物流センターを開設するため、タイに用地を取得した。
今後は3PL事業の更なる拡大に向け、物流事業と不動産事業(流動化)を組み合わせた物流不動産事業を進めていく。雪印メグミルク<2270>向けに茨城県阿見町に車両管理センターを11月に竣工させるほか、将来的には同地に物流センターの建設を計画している。また、大手食品メーカーや大手物流企業向けに、横浜市長津田に延床面積約4.7万平米の物流センターを9月中に着工予定としている。