東証1部騰落数は、値上がり1043銘柄に対し、値下がりが546銘柄、変わらずが104銘柄だった。
<短期金融市場> 17時11分現在
無担保コール翌日物金利 0.067%(速報ベース)
3カ月物国庫短期証券流通利回り 0.030%(─0.019)
0.030─0.030%
ユーロ円3カ月金利先物(2014年6月限) 99.765(変わらず)
安値─高値 99.765─99.770
無担保コール翌日物金利は0.06─0.065%中心での取引。当座預金残高が初めて100兆円を突破し、101.3兆円程度に膨らむ方向となる中、資金余剰感から資金調達意欲が後退した。主な取り手は地銀、信託など。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCのT+1レートは低下基調。共通担保資金供給(全店、固定金利方式)オペは19回連続で札割れ。3カ月物国庫短期証券入札の結果は、最高落札利回りが0.0307%、平均落札利回りが0.0231%となったが、いずれも3カ月物としては2006年2月以来の低水準となった。タイトな需給を反映した堅調な入札となった。
ユーロ円3カ月金利先物は小動き。朝方は債券高を受けて買いが先行する場面もあったが、利益確定売りに上値が押さえられた。中心限月2014年6月限は前日清算値比変わらずの99.765。
<円債市場>
10年国債先物中心限月・12月限(東証) 144.02(─0.13)
安値─高値 144.00─144.22
10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 0.690%(+0.020)
安値─高値 0.690─0.670%
国債先物は反落。前日の米債高や良好な需給環境を手掛かりに買いが先行したが、後場は、株式相場が反転強含みとなる中、戻り売りが強まった。高値への警戒感もみられた。現物債は長いゾーン中心に利回りに上昇圧力がかかった。業者のポシジョン調整や利益確定売りが出ていた。日銀がオファーした3本の国債買い入れオペが甘い結果だったことも売りを誘った。あす入札を迎える2年債利回りは、332回債で0.1%割れの0.095%での出合い。
国債先物中心限月12月限の大引けは、前営業日比13銭安の144円02銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同2bp高い0.690%に上昇。
<クレジット市場>
政保債(地方公)10年 3.5─4.0bp
銀行債(みずほ) 5年 12─13bp
地方債(都債) 10年 4.5─5.0bp
電力債(東電) 5年 280─310bp
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、指標のiTraxxJapanシリーズ20は小幅タイト。プレミアムは92ベーシスポイント(bp)と、前日気配の仲値から1bp程度低い水準で取引が成立した。日経平均株価<.N225>が大幅下落する局面では信用リスクを回避するプロテクションの買いが勢いづいたものの、その後、株価がプラス圏に浮上して一段高となると、信用リスクを取る売りが優勢になったという。
<スワップ市場>
スワップ金利(16時32分現在の気配)
2年物 0.30%─0.20%
3年物 0.34%─0.24%
4年物 0.39%─0.29%
5年物 0.46%─0.36%
7年物 0.63%─0.53%
10年物 0.92%─0.82%