日本ライフライン<7575、株価 - チャート>が年初来高値(610円、3月26日)に迫った。

心臓ペースメーカーとICD(植え込み式除細動器)を軸に展開する医療器具輸入商社。自社開発にも力を注いでいる。

主力のリズムディバイスは、競合品との影響を受けて、心臓ペースメーカー関連やICD関連が伸び悩むなか、「EPカテーテルは昨年10月から投入した心腔内除細動システムが伸長。アブレーションカテーテルも心房細動のアブレーション治療の症例数増加を背景に販売数が伸びている」(経営管理部)という。さらに、人工弁関連では今年1月に発売した生体弁、人工血管関連も5月に発売した胸部用ステントグラフトが好調な滑り出しとなっている。

14年3月期の連結業績予想は営業段階から2ケタ増益を見込み、経常利益は前期比10.8%増の10億8100万円を見込んでいる。

中間期配当は見送るが、期末配当は25円を継続する予定。年4.1%台の予想配当利回りが中期的に株価をサポート。1株純資産1426円に対して半値以下水準は割安で、見直し余地が大きそうだ。

25日の株は、前日比2円高の598円ザラバ引け。