国際石油開発帝石<1605、株価 - チャート>が反発し、一時8000円高の46万7000円まで買われる場面がみられた。24日取引終了後、ロシア連邦イルクーツク州のザパドナ・ヤラクチンスキー鉱区、ボリシェチルスキー鉱区で探鉱事業を行う日本南サハ石油(非上場)の株式の一部を取得したと発表、材料視された。
日本南サハ石油はJOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)の100%出資会社で、JOGMECの行った入札に伊藤忠商事<8001、株価 - チャート>とともに参加。同社が発行済み株式の12.4%、伊藤忠は同12.6%を取得した。
イルクーツク州の鉱区では、日本南サハ石油と現地企業の試掘によって油ガスの胚胎(はいたい)が確認されている。今後も日本南サハ石油を通じ、探鉱作業を継続して開発移行への可能性を検討していく。同社では、14年3月期連結業績への影響は軽微としている。
25日の終値は、前日比2500円高の46万1500円。